みなさんこんにちは。
突然ですが、食習慣というのは健康を左右する大切な要素ですよね。
今の日本では食べ物が溢れています。
それゆえに、どのような食品を、どのような方法で、そしてどのタイミングで摂るのか…など様々な選択を自分自身ですることができます、というよりは取捨選択せずになんでもかんでも口にしていては、おそらく健康的な生活を送ることができなくなってしまうのではないでしょうか。
ひと昔前だと、食べ物を粗末にすることは非常識なこととされ、出されたもは残さず食べるという考え方(考えというよりは、食べ物がない時代だとそうせざるを得ないですよね…)が当たり前とされていましたが…
現代の日本に住む私たちは私たちは恵まれていますね。
現在私は4歳の女の子の母親なのですが、食習慣・食生活について気になる点が多々あります。
たとえば、「お菓子ばっかり食べてご飯を食べない」だとか、「食欲がない」だとか、一生懸命作ったのに食べてくれない(食習慣ではないですが^_^;)…
おそらく多くの育児中のお母さん方は似た悩みをもっているものと思います。
個人差は当然ありますが、皆同じような道をたどっているように感じます。
そんな中で「もっと早く出会っておきたかった( ;∀;)」と思う本を本日は紹介させていただきます。
離乳食だけでなく、生涯の食習慣に関わる母乳・ミルクの与え方や、さらには妊娠中の母親の食事が及ぼす胎児の食欲や食の好みへの影響についてなど興味深い内容です。
『人生で一番大事な 最初の1000日の食事 「妊娠」から「2歳」まで、「赤ちゃんの食事」完全BOOK 』 著者:クレア・ルウェリン
これからお子さんが生まれるお家の方や、離乳食を始められるお家の方に是非おすすめです。
正直、私も産む前に読みたかったです( ;∀;)
子供が生涯続く健康的な食習慣を身に付けるために(離乳食編)
前置きが長くなってしまいましたが…
早速ですが、離乳食を始める、または与える際に、やってはいけないNG行動の一部ををご紹介したいと思います。
参考:人生で一番大事な 最初の1000日の食事「妊娠」から「2歳」まで、「赤ちゃんの食事」完全BOOK (Japanese Edition)
では、それぞれの理由を説明したいと思います。
1. 本人が望む以上の量を食べるようにプレッシャーをかけてはいけない
お皿にあるものをすべて食べるようにプレッシャーをかける行為は、子どもに自分の空腹と満腹の合図を無視し、食べすぎるように後押しすることにもなりかねないのです。
プレッシャーをかける具体例としてはこんなことがあります。
- 本人がもう十分食べたのに、お皿の食べ物をすべて食べさせようとする
- 野菜など、特定の食べ物を全部食べるまで食事を終えさせないようにする
- 本人が欲しがらないのにもう少し食べさせようとする
食欲旺盛な子には、そもそもプレッシャーをかける必要がありませんが、食欲が乏しい子どもに対しては、強いプレッシャーをかけても何の役にも立たないどころか、食べ物に不安を抱いたり、食べ物を拒絶したり、食事の時間がひどくストレスになったりすることで、事態をより悪化させる可能性もでてきます。
2. 楽しませたり、行動をコントロールしたりといった、空腹以外の理由で与えてはいけない
子どもがお腹をすかせたときにだけ食べ物を与えることが重要です。赤ちゃんがぐずったり、いらいらしたり、あるいはただ退屈したりしていると、好きなものを食べさせて元気づけ、落ち着かせ、静かにさせたくなるものです。ところが、これは感情に流されて過食に走る習慣を身につける素地を築いてしまうため、問題があるのです。
気晴らしのために食べ物を利用することを教え、退屈しのぎに食べる習慣を養いかねず、悪習慣につながる可能性があります。
3. 嫌っている健康的な食べ物(野菜など)を食べさせるために、好物を賄賂代わりに使ってはいけない
これはうまい作戦のように思えるかもしれません(最初の2、3回は効果があるでしょう)。ところが、これは健康的な食べ物をさらに嫌いにさせるだけで(野菜は嫌なものだから、食べるにはアイスクリームをもらわないと割が合わない、と子どもは思うようになります)、好物は「ごほうび」という特別な存在になり、ますます好き嫌いの差を大きくしてしまいます。
4. 離乳食の開始は遅すぎてはならない(早産児を除く)
一般的に、生後4〜6か月くらいから、赤ちゃんが体に蓄えている鉄が枯渇しはじめると考えられ、それが鉄分不足(貧血)を招くのではないかという懸念があります。とくに心配されるのは完全母乳の赤ちゃんで、母乳には鉄分が少なく、赤ちゃんはこの時期になると、食べ物から鉄分を摂取する必要が出てくるからです。
また、離乳食の開始を先に延ばしすぎると、お子さんの口腔の発達を妨げる危険を招きかねません。また、1歳を過ぎてから離乳食を始めた赤ちゃんは、未知の食感を受け入れにくくなることを示す研究もあります。
では、その解決策としてどのようなものが挙げられるでしょうか。
健康的な食習慣につながる離乳食の与え方とは
1. 赤ちゃんの合図に応じて食事を出すことが大切
赤ちゃんの合図に応じて食事を出すことが大切です。赤ちゃんがお腹をすかせた様子を見せたときだけ食事を与え、満腹になった様子が見えたら終わらせる反応型の食事は、乳幼児が食欲の調整力をうまく発達させるうえできわめて重要だと考えられています。
2. 食べ物を用いずになだめる方法を
難しいかもしれませんが、今後の食習慣・生活習慣に関わることなので、食べ物以外の方法をあらかじめ準備しておくことが大切です。好きなおもちゃだったり、親子で時間を潰せるグッズが必要です。
食べ物はあくまでも栄養であり、なぐさめや楽しみ・ごほうびではないことを子どもは学ぶ必要があります。
3. 赤ちゃんに食べさせたいものがあれば、目の前で食べてみせるのがいちばん効果的です
子供は大人の真似をしたがるものです。大人が食べているものを食べたいと思いはじめる「代理学習」です。
赤ちゃんに食べさせたいものがあれば、大人がさりげなく目の前で食べて見せるのが効果的です。
4. 赤ちゃんが未知の味をとくに受け入れやすい時期に
乳幼児が特定の食べ物を試す積極性についても、発達に伴う変化があるのです。
一般的に、ようじより赤ちゃんの方が未知の食べ物(味覚と舌触の点で)をかなり積極的に試します。それが生後20ヶ月くらいになると、見慣れないものを食べることにひどく用心深くなってしまうのです。
さらに、食感についてはタイミングがさらに重要と言われています。最初の1年間にさまざまな食感を経験していない赤ちゃんは、この時期を過ぎると新しい食べ物を受け入れるのが難しくなり、このことは子ども時代の後期になっても続くば場合があるので注意が必要です。
以上のことからも、赤ちゃんが離乳の準備が整った合図があれば、未知の味をとくに受け入れやすい時期(生後4ヶ月から7ヶ月のあいだ)に始めるのがすすめられるのです。
最後に
いかかでしたでしょうか?
知っているのと、知らないのとでは、より良い子どもの食習慣づくりに大きな差がでてくると思います。
実際に、「偏食」や、「新しいものを試そうとしない」など、子どもが育つほどに気になる部分がでてくるものです。
正直、「偏食」やお菓子ばかりを食べることで今すぐ大変な問題になるということはありませんが、幼い頃からの習慣が大人になっても変えることが難しいのは、食習慣においても同じことだと言えるのではないでしょうか。
将来、子どもが健康的な食習慣を営むためにも、今から気をつけてあげられることを一つひとつ実践できたらいいですね(*´-`)
今回の記事は人生で一番大事な 最初の1000日の食事「妊娠」から「2歳」まで、「赤ちゃんの食事」完全BOOK (Japanese Edition)
を参考に書きました。↓
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毎日同じパターンの食事に喝を入れるために読みました、頑張らなきゃ( ;∀;)と…お食事って大切ですね(^_^*)